相続トラブルSOS [著]寺西雅行
トラブルを避ける遺言の書き方は? あとでもめないための遺産分割って?
相続専門の税理士法人を運営する大阪市の税理士が、基礎知識やトラブル対処法をまとめた。
著者は20歳から25歳までの5年間で3人の家族を亡くし、3回も相続税を納める立場に立たされた。祖父がしてくれた著者名義の預金も申告対象になると知らず、追徴課税された。当時相談した税理士に「なぜ言わなかったのか」と言われた。「それを教えてくれるのが税理士ではないのか。誤解を解けず悔しかった」
相続には法律の知識も必要だと実感。「自分のような思いをしてほしくない」と会社員をやめて税理士に転身した。以来、相続を専門に約15年で3000件を超す相談、500件を超える手続きを経験。実例をもとに「ヘソクリは誰のものなのか」など遺産の範囲の特定や、土地評価のポイントなども掲載した。
「タイトルは『SOS』だが、予防法のつもりで書いた。準備していれば防げるトラブルも多い。財産は背負ってからが長い。よい背負い方を考えてほしい」という。
(朝日新聞より)
