耐震偽装マンション販売会社全室買い戻し
姉歯秀次元建築士が耐震強度を偽装した東京都大田区の分譲マンションで、マンションを販売した不動産会社がすべての部屋を買い戻し、建て替える計画をまとめたことが8月31日、分かった。姉歯元建築士が構造計算書を偽造した分譲マンション26件の中で、販売会社が全室を買い戻したのは初めて。
この販売会社は「東邦ハウジング」(東京都大田区)で、マンションは「エクセルダイア南蒲田」(9階建て、32戸)。2002年5月に日本ERIが建築確認し、03年6月に完成した。ことし7月末までに全室の退去が完了し、既に8月中旬から解体工事が始まっているという。
偽装判明後に同社と住民が対応を協議し、ほぼ分譲価格に近い額で買い戻すことで合意した。同社は「偽装のイメージを消すには、解体が最善と判断した」としている。
今後は年内に解体を終え、新たなマンションを建設し分譲する予定。分譲の際に旧住民を優先することはないという。
耐震強度は基準の59%とされ、基準の半分以下が対象の国の支援策は適用外だった。
(日刊スポーツより)
